2011年11月27日日曜日

「おてらてん」、終わる。

秋深まる中、23日から始まった「おてらてん」が本日終了しました。

今まで多くのグループ展に参加してきましたが、こんなにも新鮮で気持ちのいい展覧会はありませんでした。先日も韓国で展覧会をはじめ、これまでのグループ展はどちらかというと真剣勝負というようなところがありましたが、お寺という空間のせいか、自然と心静まり時間と共に移り行く光と空気を感じながら自分自身の作品と向き合うことができました。他の作家の作品もすっと体の中に入り込むように鑑賞することができました。
お寺と言えば、身内の法事や墓参り、または、観光として訪れたことはありましたが、このように一日ゆったりと過ごしたことはありませんでした。宗教や宗派がどうのこうのというより、心静まる空間に不思議と引き込まれてしまいます。お寺というものを再認識することができました。
そんな中で、すばらしいアーティストの作品に囲まれ、展覧会に参加できたことをうれしく思います。

昨日は、大阪大学文学部研究科美学の上倉庸敬先生による「評論を書くことを考えてみる」というイベントが行われました。高校生から一般の方まで33名の方が参加し、吉田馨さん、大学院生の宮石侑美子さん、豊泉俊大君による「おてらてん」の評論文の発表とそれに対して作家や鑑賞者の立場から語るというものでした。上倉先生の鋭い指摘と司会進行により、とても有意義な会となり、これによりこの展覧会がさらに充実したものとなりました。
 そのあと、参加者でささやかながら境内でレセプションパーティーが行われ、多くの方と交流することができました。小池さんと秋山さんのおでん、地酒と美山の食材をおいしくいただきました。




 近所の住民の方、ウェブでこの展覧会を知り、東京からわざわざ来ていただいた方をはじめ興味を持って来ていただいた方 、アーティスト、友人や生徒等いろいろな方にみていただきました。そして、住職の青山和尚、鬼味噌漬の片山さん、上倉先生をはじめとする研究室の方、参加アーティストの岩野さん、大石君、佐藤さん、秋山さん、小池さん、川本さん、藤原さん、佐藤君というようにこの展覧会を通して多くの繋がりを持つことができました。


 全ての方に感謝です。ありがとうございました。
























 



2011年11月23日水曜日

「おてらてん」はじまる

本日より「おてらてん」がはじまりました。
午前中に展示が無事終わり、心配していた天候もなんとか保ち、「評論を書くことを考えてみる」(土曜日午後4時〜)でお世話になる上倉先生とそのゼミの方々、ギャラリー編かのこの中島さん、リーフレットに寄稿していただいた太田垣さんなど多くの方が、途切れることなくみにきていただきました。

以前のブログを参考に、是非みにきてください。

展覧会風景です。時と共に光が代わり様々な表情がみられます。ゆったりとした時間で作品と過ごすことができました。それらを随時アップしたいと思います。










2011年11月18日金曜日

「おてらてん」観光ガイド


「おてらてん」周辺観光ガイド

秋深まる京都丹波。「おてらてん」と共に秋を楽しんでみてはいかがでしょうか

まずは、周辺地図。
南丹市八木町周辺の観光地図(南丹市のホームページより)

食のご案内
氷室の郷で、「朝採り野菜市」があります。地元、採れたての新鮮な野菜はいかがでしょうか。
11月26日(土)午前9時~正午まで

鬼みそ漬製造本舗 片山金蔵商店
以前紹介した片山金蔵商店の「鬼みそ漬」。

「男前豆腐」
男前豆腐の工場も近くにあります。販売も行っています。そしてここで購入すると、オリジナルビニール袋に入れてもらえます。これが非常にいいデザイン!レアです。

明田自動車工業
「おてらてん」近くの自動車屋さん。これがただ者ではない。80年代、90年代のピカピカの国産セダン。地域の区長さんの会社でお世話になります。

日吉ダム温泉
日吉ダムにある温泉。車で20分程度(信号は4つ!)。

まだまだ、和知、美山、篠山など会場から車で40分程度で行けます。秋のドライブの参考にしていただけたらと思います。

2011年11月12日土曜日

Network21c(韓国:全州)

11月9日・10日に韓国・全州(チョンジュ)へ「Network21c」日韓のグループ展の搬入に行ってきました。
仕事の関係で、1泊2日でしたが、いい旅行ができました。
会場は韓国のほぼ中央にある全州という都市で、ソウルより高速バスで4時間の「韓国ソリ文化の殿堂」です。


今回、西村のんきさんにお世話になり、出品することができました。渡航や作品の運搬など様々なことでアドバイスしていただきました。
現地では、この展覧会(9回目)を企画・運営されているアーティストの劉鍾局さんにお世話になりました。御自宅に泊めさせていただき、送迎や食事までいろいろと親切にしていただきました。
さすが、食の全州だけあって、とにかく何でもおいしい!。ついついマッコリで1晩明かしました。


展覧会についてですが、残念ながら搬入だけで全部が展示された状態は観ることができませんでしたが、いい作品ばかりでした。


「アートでつながる」とてもいい感じです。


右端の展覧会看板と会場風景(搬入途中)
  鍾局さん
 劉さんの御自宅は幼稚園

 屋上で自慢のみそづくり


2011年11月5日土曜日

「おてらてん」いろいろ

勤務先の高校の生徒の保護者で、「おてらてん」開催の地元八木町で特産品の「鬼みそ漬」を製造販売されている片山金蔵商店の社長さんから展覧会のチラシを持って来てほしいと連絡をもらいました。
展覧会の趣旨やチラシのデザインを気に入っていただき、配っていただけることとなりました。さらに、お知り合いを通じて八木町周辺の読売新聞の折り込みチラシ(600枚)にしていただけるとの話。感激です。

地域振興や八木町のことなどいろいろとお伺いすることができました。
美術館や画廊ではなかなかできない人の繋がりを得ることができ、これもこの展覧会ならではと思います。どんどんと広がっていけばと願います。

「鬼みそ漬」丹誠込めた昔ながらの味噌に野菜を漬け込んだ一品。
展覧会と合わせて、こちらも是非御賞味ください。


鬼みそ漬製造本舗 片山金蔵商店 http://katakinn.on.omisenomikata.jp/

2011年11月3日木曜日

「おてらてん」リーフレット

以前よりお知らせしている「おてらてん」のリーフレットが出来上がりました。
デザインは出品アーティストの小池茉祐さんです。とても素敵なデザインにしていただきました。

文章を添えていただきました太田垣さん、後援をしていただいた南丹市、南丹市教育委員会の方々、本当にありがとうございました。

秋深まる郊外のお寺に是非観に来てください。