年度始めで何かと学校の仕事が忙しく、個展の後ということもあって制作をしばらく休んでいましたが、ようやく心身共に制作できる状況になりました。
特に展覧会があるという訳ではないのですが、新しくつくろうと思います。
制作のことではありませんが、長年使っていたデジタル一眼レフNikonD70SをD3100に買い替えました。フィルム時代なら一眼を買えば、一生ものだったのですが、日進月歩で新しくなっていきます。ついついスペックに踊らされてしまいます。
どの機種にしようか大変迷いましたが、基本的に作品写真と仕事で印刷物用の写真を撮影するのがメインなので基本的なものがあればいいかと思いD3100にしました。
不思議なことにボディーのみの価格よりレンズ付きの方が安い。
写りはやはり最近の機種ということで大変満足していますが、D70Sのどっしりとした質感も欲しいような気がしました。もちろん持ち運びには軽い方がいいのですが・・・。
工業製品の重厚感が本当になくなってしまったように思います。軽やかで外見のデザインに凝ったものはいろいろとあるのですが、とにかく3、4年で買い替えなければならないようなものばかりになってしまいました。一生ものというのは死語かもしれません。ものづくりの方向性が違うように思います。
長年使っている鉋を見ていろいろと考えさせられます。デザインを否定するのではありません。軽やかに消費されるものと重厚に使い続けるものと2つのものがあってもいいと思います。
今回の災害を切っ掛けにこんなことも考えてみるのもいいかもしれません。